タヌキ娘(♀)「くくくくっ……かわいいお嬢さんだと思いましたかぁ?」
タヌキ娘(♀)「くくくくっ……かわいいお嬢さんだと思いましたかぁ?」
1
タヌキ娘「ざぁぁぁ~~んねんっ♪単なるメスダヌキでしたぁ~♪くくっ、くはははっ…!」
タヌキ娘「そうですよぉ、またまたワタクシですよぉ~。アナタのマヌケ面を見るために、またまた化かしてしまいましたぁ~っ…。」
タヌキ娘「いっやぁぁぁ~~マヌケですねぇ~っ♪まんまと化かされて……あんなに腑抜けたお顔までっ……くくくっ…!」
タヌキ娘「これだからやめられないっ…♪阿呆の男を騙すのは、本当に面白いですねぇ~、くっくくく!!」
タヌキ娘「一体これで何度目ですかぁ?綺麗な女に言い寄られて、その度にデレデレと……アナタの頭は、相当に軽いとみえる…♪」
タヌキ娘「いい加減に学習したらどうですかねぇ?アナタに都合よく寄ってくる女が、本当にいるとお思いですかぁ~?」
タヌキ娘「いくら出会いがないからといって、チョロ過ぎるにも程があるのでは?……まあ、おかげでワタクシは面白いのですが……くくくっ♪」
タヌキ娘「今度は騙されないようにせいぜい気をつけることですねぇ。ワタクシはいつでも、アナタを化かそうと目を光らせていますので…♪」
タヌキ娘「おお、怖い怖い♪それではそろそろ退散いたしますかぁ。このままでは皮でも剥がれてタヌキ鍋にされてしまいそうですから♪」
タヌキ娘「それでは旦那様、おやすみなさいませぇ。くくくっ……くふーっはははっ…♪」
2
町娘「あ、ちょいとそこのお兄さん。さっきこいつを落としたんじゃないかい?」
町娘「おや、気のせいだったかねぇ。……引き止めて悪かったね。そいじゃ。」
町娘?「…………くっくっく……チョロいチョロい…♪」
キツネ娘「ふぅ!……いやぁ~人間も大したことないねぇ。こんなに簡単に銭が手に入るなんてサァ。」
キツネ娘「さぁって美味しいおあげでも買って帰ろかねー。……今日は5枚買っちゃおっかな…むふふ♪」
岡っ引き「おやぁ?なんだぃなんだぃ、ここいらは馬鹿にケモノくせぇなぁ~。」
キツネ娘「っ、やばっ…!」
町娘(キツネ娘)「ど、どうしたんだい旦那?なにか探し物かい?」
3
岡っ引き「おぉ~それがぁよぅ。近頃どうも、この辺りで人を馬鹿して悪さを働くふてぇ畜生がいるみてぇでなぁ。」
町娘(キツネ娘)「ば、化かすだって?やだねぇ大の大人がおとぎ話を間に受けたりしてぇ。」
岡っ引き「かっかっか、ちげぇねぇや。でもそう笑ってもいられねぇんだよなぁ。なにせ、うちの若いのが化かされてスリに遭っちまったみてぇでよぉ。」
岡っ引き「人様が額に汗して働いたぁ銭を化かしてひったくろうなんざ許しちゃあおけねぇのよ。おめぇさんもそう思うだろ?」
町娘「そ、そうだねぇ。いやぁー世の中には悪いタヌキもいたもんだ。」
岡っ引き「タヌキじゃねぇ、こりゃキツネだ。」
町娘「っ!?」
4
岡っ引き「……観念して化けの皮はがしな、嬢ちゃん。」
町娘「な、なにを言って」
岡っ引き「とぼけるんじゃあねぇやぃ!……おらぁ鼻がよくってよぉ。近くで不届きもんのくせぇ匂いがするとよぉ、鼻が曲がっちまいそうでかなわねぇんだ。」
岡っ引き「それとも、無理やり皮ぁ引っぺがして鍋をこしらえてやろうか?きっとくっせぇ出汁が出るんだろうぜ…。」
キツネ娘「……チッ。……旦那ぁ、ほんの出来心だったんだよぅ。おいらぁ腹が減って飢え死にしちまいそうだったんだぁ。」
キツネ娘「近頃じゃ山でも木の実は取れねぇし、生きるためには仕方なかったんだよぅ!この通りっ、許してくりゃれ!」
岡っ引き?「………こいつ、まるで反省しちゃいねぇな。……同類の鼻ぁ明かそうったって、そうはいかねぇ。」
タヌキ娘「……だからキツネというのは嫌いなんですよ。」
5
キツネ娘「なッ…!アンタも化けてたのかぃ!?」
タヌキ娘「化かす方が化かされていては世話ないですねぇ。……そんなことはどうでもいいから、さっさと財布を渡してください?」
キツネ娘「…ふ、ふんっ!アンタも人を化かして楽しんでんだろっ!どの口が言ってんだい!自分のこと棚に上げるんじゃあないよ!」
タヌキ娘「知りませんよぉそんなことは。ただ、アナタがその財布を持っていると……面白いことが面白くなくなるんですよねぇ。」
キツネ娘「はぁ…?」
タヌキ娘「だから……大人しく返した方が、身のためだと言っている…。」
キツネ娘「けっ、こいつはもうアタイのもんサ!偉そうなこと言って、どうせハネようって魂胆だろっ?そんなのお見通し━━」
タヌキ娘「………だからキツネというのが、本当に嫌いなんです。……馬鹿だから…。」
6
タヌキ娘「くくっ……夜分遅くに失礼しますよぉ~。」
タヌキ娘「くくくくっ!顔を合わせた途端にそのお顔っ!ずいぶん嫌われてしまったものですねぇ。」
タヌキ娘「それなら町娘の姿で訪ねたほうがよろしかったでしょうかねぇ?そうしたらまた、アナタの助平なマヌケ面が拝めたのに……くくくっ♪」
タヌキ娘「冗談はさておいて、もしかして今お困りのことがございませんかぁ?たとえば、今現在一文無しだとか…。」
タヌキ娘「おやぁ~?そんな口を効いてよろしいんですかねぇ?ワタクシがせっかく、アナタを助けて差し上げたのに……。くくっ、ほら。」
タヌキ娘「これ、アナタのお財布でしょう?まったくそそっかしいですねぇ、人に化けて歩いていたら見慣れた財布が落ちていましてねぇ。」
タヌキ娘「もしやと思ってみたら、どこぞの阿呆の面が思い浮かんだもので……でも、やはり当たっていましたか♪くくくっ♪」
タヌキ娘「ま、これにて一件落着。これでアナタは明日もおまんまにありつけるというワケです♪いやぁよかったですねぇ、優しいお嬢さんが見つけてくれて。」
タヌキ娘「ほーら、親切をしてもらったらなんと言うんでしたっけぇ?それとも、畜生に人様の言葉は吐けませんか?んん?」
タヌキ娘「……くくくっ♪いえいえ、とんでもありませぇん♪ワタクシもその一言が聞けて、親切したかいがあったというものですよぉ。」
タヌキ娘「きちんとお礼が言えたアナタには、もうひとつオマケを差し上げましょう♪日頃のお詫び、というやつです♪」
タヌキ娘「……ちょうどそこで新鮮なキツネの肉が売っていましてねぇ。よろしければ鍋にでもして食ってやってくださいな♪」
7
タヌキ娘「アナタの阿呆面を見ていると……どぉ~も疼いてきて仕方がないんですよねぇ……。」
タヌキ娘「えぇ?なにが、って………くくくっ……なにも知らずに無邪気な面をして……阿呆め…♡」
タヌキ娘「ねぇ、いつまでそうやって無自覚にワタクシの劣情を煽るおつもりですかぁ?……おかげでこっちは、んっ……たまったものじゃないんですよねぇ…。」
タヌキ娘「ま、“こっち”の方は溜まりに溜まっているんですが……んんっ♡………はぁぁぁぁ~……♡」
タヌキ娘「……くくくっ……そんな化け物を見るような目つき、やめていただけませんかぁ?乙女心が傷ついてしまいます♪」
タヌキ娘「えぇ?……くっはははっ…!いやだなぁ、“これ”は化かしているわけじゃあありませんよぉ。……本物の、男根です…♡」
タヌキ娘「ずーっと苦しかったんですよぉ……アナタのかわいいマヌケ面が歪む度に、こいつがキュンキュンと卑しく反応して……。」
タヌキ娘「知ってますかぁ?こいつはねぇ、アナタを騙した晩には……とてつもなく濃いのが出るんですよぉぉ~……?」
タヌキ娘「アナタのことを使いまくりたくて……アナタの顔が、苦痛と恐怖と快感に歪むところを想像するとっ………んんんっ…♡……たまらなぁぁく……なってしまいます…♡」
タヌキ娘「……はじめては苦しいかもしれませんが、じきにヨくなってきますよ…?………ああ、でもいきなり捩じ込むのも流石に可哀想ですかねぇ……。」
タヌキ娘「……くくっ♪………じゃあ……♡」
タヌキ娘「おい、阿呆……ワタクシのこの、立派なイチモツをじーっと見ながら………聞け…?」
タヌキ娘「ワタクシのこの暴れん坊を、美味そうに………くくっ♪………しゃぶれ♡」
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タヌキ娘「おやぁ、やっと起きましたかぁ?くくっ、寝顔もたいそうマヌケでしたよぉ~♪」
タヌキ娘「おっと。……おやおやどうしましたぁ?今日は一段と嫌われてしまっているようですねぇ。」
タヌキ娘「はぁ?犯される?お尻は勘弁して?………なぁにを言っているんですかねぇこの阿呆は。とうとう頭の中身が空っぽになりましたかぁ?」
タヌキ娘「どんな夢を見ていたかは知りませんが、ワタクシはいつもの優しい優しい雌畜生ですよぉ♪安心なさってくださぁい?」
タヌキ娘「……そっちの方が、無理なくねじ込めますから♡」
タヌキ娘「くくくっ……アナタは本当に面白い反応をしますねぇ♪」