みたいなのどうよSSまとめ

後輩ちゃん可愛い。

いじめっ子幼馴染(♀)「……あれぇ?なんだかずいぶん足元が涼しそうだねぇ。」

いじめっ子幼馴染(♀)「……あれぇ?なんだかずいぶん足元が涼しそうだねぇ。」

 

1

いじめっ子「くくっ……駄目だよぉちゃんと上履き履かなくちゃさぁ。靴箱にあるでしょ?なんで履いてこないの?ねぇ?」

いじめっ子「んんー?ボソボソ言っててよく聞こえないんだけど。ちゃんとハキハキ喋ろうよ。ねぇ、どうして○○くんは上履き履いてないの?ねぇねぇ教えてよぉ♪」

いじめっ子「ええーっ!?○○くんまた上履き隠されちゃったんだぁー!!これイジメだよ!絶対○○くん誰かにイジメられてるよ!!」

いじめっ子「いやー大変だねぇ!ねぇみんな!○○くんイジメられてるんだって!誰だか知らないけどこんなことしちゃ駄目だよっ!!正直に名乗り出なって!!ふふふっ!」

いじめっ子「あはははっ!ちょっとみんな酷いなぁ。○○くんがイジメを受けてるっていうのに、そんなっ……ぷふっ、笑っちゃうなんて酷いよぉ!ぷっ……ふふふふっ!!」

 

2

いじめっ子「……はぁ?……あのさぁ、なにその態度。せっかく心配してあげてるのに、声が大きいとか………それが心配してくれてる人への態度?」

いじめっ子「だからイジメられるんじゃないの?ねぇ?そうやって恩知らずでワガママで陰気だからさぁ、上履き隠されたりして嫌がらせされるんだよ。」

いじめっ子「それってもう自業自得だよねぇ!全部○○くんが悪いでしょ!キミ昔っからそうだよね!いっつもいっつもウジウジウジウジ、ほんっとみっともない。」

いじめっ子「……謝れよ。いつもウジウジしててごめんなさいって。迷惑かけてごめんなさいって。心配してくれてるのに、恩知らずな真似して申し訳ございませんって。ねぇ、ほら、はやく。」

いじめっ子「あ゙ーもうっっ……○○くんくんもいつまでガキじゃないんだからさぁ!ごめんなさいくらい言えるでしょっ!?ほんっと使えないよね!いじめられっ子のクズのくせにさぁ!!」

 

3

いじめっ子「ほら!謝れ!謝れよみんなの前で私にさぁ!!いつもいつも!昔っから!私に迷惑かけてごめんなさいって!さっさと謝れよっ!!あははっ!」

いじめっ子「私がさぁ、一体どんな気持ちか分かってる?○○くんの幼馴染ってさぁ。私それだけで、すっっっごい恥ずかしいの!あのいじめられっ子の幼馴染だって言われるだけでもう死にたくなるくらい恥ずかしいんだよっ!?」

いじめっ子「謝れ!いいからはやく謝ってよ!!恥かかせてごめんなさいって!昔から後ろ指ささせてごめんなさいって!!普通謝れるでしょっ!?ねぇ!!」

いじめっ子「……はぁぁああ…!?なにそれ、意味分かんないんだけど…っ。そんなちょこんと頭下げてさぁ!ボソボソ小さい声でなにか言われても全ッ然誠意が伝わらないんだけどっ!?むしろ逆効果!!」

いじめっ子「腰を直角に曲げて!!お腹からめいっぱい声出して!!本気の謝罪するんだよっ!!このグズっ!!そんなの言われなきゃ分かんないことかなぁ!!?」

 

4

いじめっ子「あー、もう、いい。いいや、○○くん。土下座しよ。土下座、ね。そっちの方がはやいし。声出さなくてもいいからさ、土下座して。それで許してあげるし。」

いじめっ子「……なにが土下座は勘弁だよ!!知らないよそんなことっ!!さっさと言われた通りやれよ!!言われたことも出来ないの!?ガキなの!?クズなの!?ゴミなのぉ!?」

いじめっ子「知らないよそんなみんなの前とかそんなのさぁっ!!誠意があればどこでだって謝れるだろっ!?ねぇ!?そうだよねぇっ!!?」

いじめっ子「いいから土下座っ、土下座ァ!!みんなの目の前で!!私に本気の謝罪しろっ!!跪け!!手を前に置いて………っっっ♡……そう、そうだよ……!」

いじめっ子「ぁ、あはっ…♡……そう、もう少しだよぉ……もう少しで許してあげるよぉ……。あとは、そう……腰を前に曲げるだけっ…♡」

 

5

いじめっ子「…………チッ!
……クソッ……クソクソクソクソクソッッッ………!」

いじめっ子「……ねぇ、私たちの邪魔しれないでくれないかなぁっ?せっかく○○くんが謝ってくれるってところなのに、話の腰折らないでほしいんだけど。」

いじめっ子「やりすぎ?はぁ?はっ、あのさぁ。言っとくけど、私はなにも悪いことなんてしてないよ?○○くんが、自分の不甲斐なさで迷惑かけた私に謝ろうとしてくれてるだけだから。ねー○○くん?」

いじめっ子「……なに勝手に○○くんに話かけてんの…。ねぇ、やめてよ。誰の許可取って○○くんに話かけてるの?私そんなの、許さないから。」

いじめっ子「っっ、うるっさい!!○○くんはあんたなんかに話かけられたくないんだって!ねぇそうだよねぇ○○くんっ!?……言うこと聞けよ…!」

 

6

いじめっ子「……チッ!!……あークソクソクソクソッ……どいつもこいつもっっ……なんっでこんなっ……!!」

いじめっ子「……よかったねぇ○○くん?いつもいつも、白馬のお姫様が助けてくれて。いっつも悪者を追い払ってくれてさ。」

いじめっ子「はぁ?あんた今さらなに言ってんの?……どうせ下心で動いてるくせに…。○○くんにいい格好させられて、気持ちいい?」

いじめっ子「そんなんじゃない、って……じゃあなんなの?そんな怒った顔して、心の中ではどうせ笑ってるんでしょ?」

いじめっ子「“今日も○○くんを助けられたー”とか、“これで○○くんも私のこと好きになってくれるー”とかさ……どうせ、どうせそんなことばっか考えてるくせに…。」

いじめっ子「意地汚い……ほんと、クズみたいな女……最ッ低……悪女じゃん………死ねばいいのに…。」

 

7

いじめっ子「……あーあ、なんだかシラけちゃったなぁ。……でも○○くん、これで助かったとか、思わないでね。」

いじめっ子「私、謝ってもらうまで絶対に許さないから。……謝ってもらうためなら、どんなことだって……するからね…。」

いじめっ子「……あんたは黙ってっ…………はぁ?いや、なんのこと言ってるのかなぁ?別に、私がイジメてるだなんて一言も言ってないんだけど?」

いじめっ子「どれだけ私のこと悪者にしたいの、この女…。自分と○○くんの邪魔をするなとでも言いたいの…?……卑しい…。」

いじめっ子「……ま、いいや。とにかく、そういうわけだから。恋愛漫画ごっこ、二人で楽しんでればいいんじゃないの?私みたいな悪者は、もうどっか行くから…。」

いじめっ子「好きなだけ、イチャつあてれば……?……私以外の女とさ。」